遠い未来、遥かな惑星。高度科学と魔法文明の発達した空堕ちし世界では、終わりの無い戦争が続いていた。時は、ヒトが容易に死に急ぎ、平穏は何かの拍子に崩れ落ちるそんな時代。始まりは何処にでもある退屈な悲劇。少年と少女は出会い、共に育ち、あの荒野に向かう。意味を求め、時に惑い、甘く支え合い、無き明日に挑む。銃弾、ヒトの焼ける匂い、復讐心――――矛盾の戦場、熱砂吹き血風薫る荒野で。彼はただ一つ、本当の戦いの意味を知る。「それが、何より大切なこと」争乱の殖民惑星を舞台にした本格AVG装甲戦機、短編ノベルシリーズ第一弾。