天文好きの少女・瑠衣は今日も直之に明るく話しかける。幼馴染みである二人のその様子は同級生たちにとってはごくありふれた光景だった。しかし直之は彼女とうまく接することができない。瑠衣に対する負い目を感じていたからだ。それはたった一度の過ち。自分の兄を慕っていた瑠衣の無垢な身体を犯してしまったあの日への後悔。なのに瑠衣はなぜ自分を避けようともしないのか…。考えあぐねる直之に瑠衣はある誘いを持ちかけてきた。「今日の夕方、一緒にISSを見ようよ」