魔法と神々の力が支配する、異世界を舞台にした長編ファンタジー小説。後の世に《黒の王》と呼ばれることになるネウストラの王ヴァナオールが王位に就くまでの物語。

人間そっくりの有機兵器《天使》であるアズラエルに、かつての教育係だったイーヴァはずっと執着していた。　幼体のころのアズラエルにそっくりな少年、クランと別れた後、イーヴァはアズラエルに触れるが――。　架空の惑星ヒプノスを舞台に繰り広げられる連作短編BL集。新作書き下ろし8編を含む、10編を収録。

大国ネウストラを襲った大地震から10年が過ぎ、ジュノスは大司祭として平穏な日々を送っていた。しかし、その胸の憎しみと恨みの念はいまだ消えず、彼はまだ復讐をあきらめてはいなかった。 　そんな中、10年前に都を去っていた元大魔道師長サフォクリフが、女王の命で帰還するという。 　あくまでも復讐を遂げようとするジュノスと、それを阻止しようとするサフォクリフ。二人の対決の時が迫っていた――。 　『残酷なる女神の御手に1』の続編(完結編)です。 　400字詰め原稿用紙換算約500枚。　かなり重い内容ですので、苦手な方はご注意下さい。

大国ネウストラの王太子として生まれたジュノスは、15歳の時、落馬事故が原因でその地位を退き、神官となるべくレア大神殿に入る。神殿で平穏な日々を送る彼にある時知らされたのは、事故が父によって仕組まれたという事実だった。その日から、彼の父と祖国への復讐への道が始まった――。異世界を舞台としたオリジナルの長編ファンタジー小説です。一部に、男性同士の恋愛関係を含みます。苦手な方・嫌悪感を覚える方はご注意下さい。

妖魔退治を依頼された賞金稼ぎのクライと、相棒の《天使》ウリエル。しかし、一人で妖魔が住むという湖に向かったクライは、消息を絶つ。心配して後を追ったウリエルは、湖の傍に佇む館へとたどり着いた。そこで彼を出迎えたのは、一人の少女だったが……。やや女性向（性描写はなし）の、SFファンタジー中編です。