一人では出来ないことも――二人でならきっと出来るR7が放つ処女作は、出会いと別れをテーマにした、ちょっと切ない恋愛物語!■STORY彰人には小さい頃からずっと一緒に過ごしてきた姉妹がいた。さくらは活発で前向きな性格、ひまわりは内気で後ろ向きな性格で、いつも彰人と姉の後ろをついて回り、いつも一緒に過ごしていた。そしてそんな日々は、これからも当たり前に続いていくものだと思っていた。だが……そんな日々に、突如終わりが訪れる。交通事故で、さくらが他界してしまったのだ。それから月日が過ぎたが、そのショックから彰人はやはり昔のように明るく振る舞うことが出来ず、時がそこで止まってしまったかのように、そのまま彰人とひまわりの関係も少しずつだが疎遠になっていった。――しかし、そんな日々に少しの変化が生まれる――ある日、桜舞い散る丘の下で、一人の少女が倒れているのを見つける。名前以外何も覚えていないという、どこか浮世離れした様相の少女をそのままにしておくわけにもいかず、家でしばらく面倒をみることに。そこから、止まっていた時の歯車が回転を始めたように……彰人の周りに少しずつ変化が現れ出す。そうしてしばらくしたある日、彰人の前に一人の少女が現れる。あの時と、何も変わらない姿のままで。