■作品前段■オレは屋上に立っていた。オレが原因の交通事故で兄さんがいなくなってから三ヶ月。後悔と、兄さんと結婚したばかりの義姉さんへの後ろめたさと、オレ自身の心に嫌気がさして、いま屋上のフェンスを見上げている。これを乗り越えて、ほんの一歩だけ脚を出したら、ぜーんぶ終わるんだ。義姉さんだって、お荷物のオレがいなくなれば新しい幸せだって見つけられるはず。そんなことを考えて屋上に佇むオレを、まさか見ているヤツがいただなんて、想像もしてなかった。「あれあれ？ あの屋上のおにーさん、なんだかとっても不幸な顔……こ、これはもしかしたら千載一遇のチャンスかもしれませんし、ちょっとお話してみましょう！」しかもそれが、しぬほどめんどくさい、使えない、空気読めないアクマだなんて、お釈迦様でも思わなかっただろうさ……。

■作品前段■そもそものことの始まりは、イトコの京子姉さんの言葉だった。「少しの間、妹を預ける。くれぐれも宜しく、な」ヨロシクのアクセントが怖い上に、コブシを構える京子姉さんに頷くしかないボクだったけど・・・なんだろうこの警戒色。でも脅されるまでもないよ。だってその妹、ウツホちゃんは、まだ子どもなんだから。京子姉さんと違っておとなしいイイコだから子守もラクだと思ってたんだけど、まさかその考えが間違ってたなんて、そのときのボクには知るよしもはなかった・・・。■作品概要■・S系少女ぷちNVL・イベントCG枚数5枚(差分除く)・シナリオ容量200KB以上・回想モード有り・体験版で起動するか否かをご確認ください。・HPに紹介ページがあります。興味がありましたら御覧ください。

『堕ちてこそ、咲く花もある』■作品前段■夏が終わりに差し掛かるころ、溝呂木綾は次の『商品』を探していた。生徒会役員の立場を利用し、女生徒を性の虜にする。綾が、綾の所属する組織から与えられた仕事である。そんな折、生徒会役員補充選挙に立候補した一人の女生徒が、目にとまった。・・・いい香りの娘ね明らかに選挙などには向いていない性格の女生徒。綾が感じた香りに準ずるかのように、彼女は花の名前を関している。・・・そうね、あの娘がいい・・・でもあれは『商品』にするには惜しいわ。私のものにしたいわね獲物を狙う狩人の微笑を浮かべ、綾はその花の名を記憶に刻んだ。長月の風の中に、妖しげな香りが、ふっ、と混じった。■作品概要■・百合系陵辱AVG・イベントCG22枚(差分除く)・500KBを超えるシナリオ容量・回想モード有り・体験版で起動するか否かをご確認ください。・HPに紹介ページがあります。興味がありましたら御覧ください。