『もしもし?』という作品を一言で表すなら、『社会派サウンドノベル』物語の大部分が電話を通じての会話のみで進んでいく、少し変わったサウンドノベル。さらにその会話を織り成すのも、少し変わった組み合わせ。受話器越しに進む6つの物語+αをオムニバス形式で収録。受話器越しに出会う『日常』と『非日常』。繰り返される現実の日常について、ちょっと考えさせられる要素がある。そんな作品です。

ある日僕は目覚めた。全ての記憶を失って。そんな僕の元に、彼女だという女の子が二人。自分はいったい誰なのか?僕が付き合っていた子は、一体誰なのか?徐々に繋ぎ合わさる、一つ一つの記憶のピース。全ての真実を知った時、――僕は一つの選択をする。――TGCが送る、ハートフル記憶喪失学園ノベル!

終電を逃し朝まで時間を潰そうと入ったネットカフェ。小さく薄暗い店内には6つのブース。耳を澄ませば聞こえてくる、それぞれの中で繰り広げられるドラマ。それは、幸せな話?不幸な話?愉快な話?危ない話?非日常の話?それとも・・・?現代社会の光と影が混在する空間で、交差し、絡み合う人間たち。『たまたま同じ時間に同じ場所にいた』だけの彼ら彼女ら彼女ら彼らは、どんな世界に生き、どんな未来へ向かうのか。残されたパック時間は、あと6時間――