――祝祭を打ち破るのは、神に選ばれ、神に背いた少女たち。 本土から遠く離れた島で行われる祝祭を舞台に、少女たちは鍛えあげた武術をもって約束とプライドのために戦おうとする。 一つの祝祭を二つの視点で描いた『カーニバル・イヴ』、『カーニバル・デイ』の二本を収録。

西暦3000年、巨大閉鎖施設ルーデシアでは、中世ゴシックと高度な科学技術の融合した、テクノゴシックと呼ばれる独自の文化が発達していた。施設を支配する天才少女ルーデシアの開発した、肉体から魂を切り離す技術『外在魂』は、人間を半不死の怪物へと造り替えた。この街に住む、主人公ヤオとクルスの二人のパートナーは最高の賞金稼ぎであり、ルーデシアと三人で家族のような日々を過ごしていた。しかし、ヤオとクルスは過ちを犯し、ルーデシアを失い、すべてを失った。失意に沈む二人の前に、閉鎖施設ルーデシアで最大の権力を持つ集団、教会特区から、街に出現した生ける死者であるゾンビーの調査依頼が舞いこむ。調査が進む中で、二人は自分たちの追う事件に、ルーデシアの死と深い関連があることを突きとめる。真相を解き明かすため、かつて二人の魂を結びつけた絆を取り戻すために、ヤオとクルスは怪物の魂を巡る戦いへ身を投じてゆく。

収穫の十二月 オリジナルサウンドトラック収穫の十二月シリーズ第一巻の「収穫の十二月 冬」から最終巻の「収斂の十二月」までに使用されたテーマソングやBGMを41曲そしてボーナストラックとして「収穫の十二月 夏」で使用された「神事闘劇カーニバル」のバトル曲と「今宵、牙なき月の下で 改」を収録した全47曲、約77分のサウンドトラック。[MP3形式192kbps44.1kHz]【収穫の感動をもう一度】収録楽曲01 収穫の十二月(vocal)02 雪のある町03 楽しく騒がしい時間04 僕たちのいる場所05 夜の白06 ヤマノカミ07 人のいさかい08 金枝09 開幕10 まごころ11 収穫の十二月(inst)12 蒼の桜13 たのしいね14 日々の歓び15 スラップスティック16 過失を前に17 目覚めと憂鬱18 はるの/ゆめの/ようだ19 かわること20 リング21 Spring,Blue(vocal)22 ふたたびのなつ23 決起24 祝祭前夜25 獣の歴史26 襲いくる音27 神前問答28 人の言説29 かたむきゆくなつ30 今宵、牙なき月の下で(inst)31 今宵、牙なき月の下で(vocal)32 はじまりの秋33 幻34 出会いと別れ35 高秋36 フォークダンス37 予言と占い38 高秋のイデア(vocal)39 SEASON OF SNOW (vocal)40 死闘と共に41 収穫42 今宵、牙なき月の下で 改(vocal)43 戦闘その壱44 戦闘その弐45 戦闘その参46 戦闘その四47 姫劇作編曲: 白夜作詞: ミカヅキカゲリ、竹田、白夜ボーカル: 癒月、天乙准花、結女、petalジャケット: 上田夢人製作: talestune

試練の秋を乗り越え、すべては一つに終息する。名家の一人娘、十和田雪と土地の守り神しろは柾木を捨て、その姿を消した。残された柾木、そして友人たちはばらばらになり、ふさぎこむ日々が続いていた。姿を消した雪としろを取り戻すため、壊れてしまった日常を取り戻すために、柾木は動き出す。物語は一つに収斂する、伝奇恋愛ストーリーノベル最終話、開幕。収穫の十二月シリーズ最終話『収斂の十二月』を収録。

特別だった夏が終わり、出会いと別れの秋に少年少女は試される。名家の一人娘、十和田雪と街の守り神しろとの関係は大きく前進する。しかし、紺野柾木は二人の少女のどちらを選ぶこともできずに迷っていた。三角関係の行方を続ける三人の前に新たな少女、中平ゆかりが現れる。一ヶ月だけ、期間限定の恋人になってほしいと少女は願い、柾木は断ることができなかった。この出来事が柾木、雪、しろ、そして周囲の関係を大きく変えてゆく。少年少女たちはぎりぎりの決断を迫られる、伝奇恋愛ストーリーノベル第四弾、開幕。収穫の十二月シリーズ第十話『子宮の九月』、第十一話『破談の十月』、第十二話『別離の十一月』を収録。

多紙町の夏、守り神しろは神の力を失ってしまった。ワガママ放題だったしろの立場は危うくなり、紺野柾木は彼女のために神の力を取り戻そうとする。町はしろの支配から解放された土地神たちであふれかえり、多紙町はパニックになってしまう。騒動に責任を感じたしろはふさぎこんでしまい、孤立してゆくしろを、柾木は自分の家に引き取る。二人の距離が近づいてゆくかと思ったとき、多紙町に危機がおとずれる。事態はさらにノーフューチャーに！ 伝奇恋愛ストーリーノベル第三弾、ほどほどに開幕。収穫の十二月シリーズ第八話『神学の七月』、第九話『祝祭の八月』を収録。

神の住まう雪の町、多紙町に春が訪れる。土地の守り神しろ、そして名家の一人娘である十和田雪に告白された少年、紺野柾木との間には距離を置いた奇妙な三角関係が続いていた。そんな柾木の元にかつての恋人、田上蒼が柾木を追いかけて多紙町へ引っ越してくる。柾木に迫ろうとする蒼の登場によって、柾木との関係は大きく変わってゆく。そして、柾木の従姉妹である紺野貫。しろに敵対する神、まよいも、柾木の苦悩に拍車をかけてゆく。ノーフューチャーぶりをそのままに、伝奇恋愛ストーリーノベル第二弾、ほどほどに開幕。収穫の十二月シリーズ第五話『青嵐の四月』、第六話『闘劇の五月』、第七話『婚儀の六月』を収録。

神の住まう雪の町、多紙町。両親の仕事の都合で主人公、紺野柾木はこの町にやってきた。「わしと夫婦になるが良い」土地の守り神、しろ。「紺野柾木君、私とつきあってほしい」そして名家の一人娘、十和田雪の二人に告白され、柾木は受け入れてしまった。バレた。ボコられて死にかけた。二人の板挟みになってから二ヶ月、多紙町での暮らしに慣れてきた柾木に、雪は一つ願いを口にする。「君とのややこが欲しい」ややこ=子供。この一言が柾木、しろ、雪の関係を大きく変えてゆく。ノーフューチャーまっしぐらな紺野柾木の明日はどっちだ?雪の町を舞台にはじまる、そこそこハートウォーミングな物語、おおむねのところ開幕。収穫の十二月シリーズの第一話『収穫の十二月』、第二話『境域の一月』、第三話『贈与の二月』、第四話『恋々の三月』を収録。