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2025/05/06の新着情報
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カイザー(DLsite.com)
登録日:2010/07/10 成人向けノベル サンプル画像(2枚)
最安:420円(DLsite.com) | DLsite.com:420円 | DMM:- | プロップDLOn-line:420円 | DiGiket.com:- | DL.Getchu.com:- | Gyutto.com:- | デジガールストア:- | D-drops:- | アキバイン:- |
『奴隷の刻印』を『珠樹』と『瞳』の体に刻んだ俺は、2人を俺の奴隷として側に置くことに!同級生の『小百合』と『静香』も巻き込み結構『H』で大変な生活を送っている。抜粋 待て!これは何の冗談だ。 俺は珠樹を奴隷なんかにする気は無い! 以前必死に祈ったら偶然だろうか。あの時は珠樹の体から『奴隷の刻印』は消えていった。 その刻印が再び珠樹の体に浮かび上がってくる。 珠樹も苦痛に体を小刻みに震わせながら痛みに耐えているかの様だ。汗も体全体から玉の様に噴き出している。「珠樹!珠樹!」 俺は大声で珠樹の名前を呼んでいた。 永遠に続くかと思った悪夢の時間だったが、珠樹は暫くして正常な状態に戻っていた。『奴隷の刻印』も再度消滅した様だ。「よかった。大丈夫か?珠樹。」「そう。」 珠樹はぶっきら棒にそう答えると、ゆっくりと立ち上がった。 何だか珠樹のおかしい。雰囲気がいつもと違う。 周りを取り囲んでいた群集も、珠樹が回復した事に安心して徐々にこの場を立ち去っていった。 体力をかなり消耗したのだろう。足取りがふら付いている。「珠樹。」 俺は珠樹を抱きかかえると近くのベンチまで移動した。 ここで少し休もう。 それに、頭の中を整理しておきたいしな。 結局俺は珠樹が苦しんでいる姿を見守るしか方法が無かった。 何も出来ない自分を許せなく思ったが、どう足掻こうと人間である俺に珠樹は救えない。 胸が苦しい。珠樹が苦しんでいるのに、何も手助けする事が出来なかった。 そして、もう一つ俺の胸を締め付けるモノがある。 それは、珠樹は苦しんでいる間、決して俺に助けを求めなかった。 何も出来ない上に、俺は珠樹に拒絶された気がしてならないのだ。 冷静に良く考えてみれば、当然かもしれない。 珠樹を苦しめている原因は全て俺なのだ。 『奴隷の刻印』に対して必死に抵抗している。 その『奴隷の刻印』を珠樹の体に刻んだのは、俺自身だ。 許せる筈が無い。 考えなくても誰でも分かる事だ。 でも、日常の珠樹を見ていると、つい甘えてしまっている俺が居る。 結局俺は珠樹に甘えているだけの存在でしかない。 今俺が如何につまらない男であるか良く分かった。だが、問題は珠樹に刻んでしまった『奴隷の刻印』をどうするか?だ。 『奴隷の刻印』を解除しない事には、何度でも同じ事の繰り返しだ。 しかし、解除の方法が分からない。 珠樹も解除の方法は知らないのかもしれない。もし知っていれば、実行して既に解除している筈である。 故にそれだけ状況は深刻だって事を意味する訳だけどね。 『奴隷の刻印』か。神である珠樹でさえもこれだけ防ぎ様がないのだ。いわんや瞳には絶対防御不可能って事だ。 もし、解毒剤の様な物があれば、瞳も救ってやる事が可能だろうか? その『もし』っていうモノが現実には存在しないのだけれどな。 俺達にとって、まるで拷問だなこれは。 珠樹以外にも神様はいる。その中に意地悪な神様がいるのかもしれない。「雅光。気持ち良い?」「あぁ、気持ち良いぜ。やっぱり珠樹は、いつもの珠樹が一番だよね。」「褒めてくれて、ありがとう。雅光。」 元気なフリをしているのだろうか? でも、元気なフリをしている方がまだマシだ。 この時の俺はそう思っていたが、それが間違いである事を! 数時間後、絶望と言う言葉の意味を思い知らされる事になった。
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