主人公『御槌セイシロウ』は、太古の神『天乃建速九重媛命』の声を聞けるという能力を持っておりその能力を生かすべく、とある神社で修行を積んでいた。 そんなとき、彼の元に一通の電報が届く。九姫神社の娘『神倉まお』が神降しの儀に失敗し、様子がおかしくなったという。幼馴染でもあり、兄妹同然に育ってきた『まお』の身を案じた彼は修行を切り上げて、九姫神社に急ぐが、 彼を待っていたのは、言動や行動が幼児退行してしまった『まお』だった。 彼女を5日以内に覚醒させないと、身体が滅んでしまう…… 『まお』を失いたくない…そう決意して、彼は九姫神社の奥の院に結界を張り巡らし、まおと篭るにした―― しかし――それが、幾百年の間、人と神を蝕み続けた『呪い』との対峙になろうとはその時思いもしなかった。 輪廻の輪は廻り続け、想いは血の脈となって魂にやどる…